スパイスは漢方薬です。

「漢方薬に小麦粉と油と化学調味料を足せば市販のカレールーになる。」
私のスパイス師匠がこう教えてくれました。
この言葉に込められている通り、遥か昔からスパイスの高い薬膳効果に人々は魅了され、我々の生活と密接に関係してきました。

おいしさの秘訣は手早く作ること。
じっくりコトコト煮込むだけがおいしいカレーではありません。

調理時間はなるべく短く!手早く作ることで食材の栄養と旨みを存分に引き出すことができます。様々な具材を長時間コトコト煮込んでコクととろみを出すだけがカレーではありません。むしろ長時間の調理が食材本来の魅力やスパイスの効能を半減させてしまうこともあるのです。

インドカレーの定義とは?

なお当店が紹介するインドカレーは、おそらく皆様がイメージするインドカレーとは異なるかもしれません。もし定義付けるとするならば、“スパイスを使って煮る・炒める・あえるなどの調理を施した料理”となります。

スパイスのガネーシャのレシピコンセプト

あっさりしていて毎日でも食べたくなるような魅力的なインドカレーをご紹介。スパイスが野菜の旨みを引き出してくれるのでお肉を入れなくてもとってもおいしいです。

冷えは万病のもと。スパイスで体の芯から温めましょう。

当店のレシピの多くは玉ねぎ・トマト・各種スパイスでベースとなるソースを作ります。これが食材の魅力を引き出す源となります。季節によってはおいしいトマトを入手できないときもあるので、そんなときはトマト缶(カットトマト)を使いましょう。普通のトマトよりも味が濃いのでインドカレーのベースソース作りにピッタリです。
お勧めのトマト缶は、酸味と甘みのバランスが絶妙なソルレオーネ。詳しくはこちら>>
トマト缶(カットトマト)をつかったレシピはこちら>>

インドカレー作りで重要な工程の一つであるテンパリング(動画はこちら>>)。スパイスの有効成分は油に溶けやすいため、最初にスパイスを油に入れて撹拌しながら熱します。油とスパイスの相性はバッチリなのです。また、油で野菜を炒めることで野菜の旨みを引き出す効果もあります。

塩加減がとっても大切。人それぞれ好みはありますが、“いい塩梅(あんばい)”という言葉が示す通り、塩の分量がカレーの良し悪しを決めると言っても過言ではありません。塩は入れすぎると修正が効かないので、まずは調理の中盤でレシピ通りの分量を入れますが、何となく塩気が足りないと感じてもご心配なく。最後の味見で微調整をして味を決めましょう。

より深い味わいを引き出すために、タマリンドやココナッツミルクといった日本ではあまり馴染みのない食材も使います。辛いだけがカレーではありません。スパイスの効能に加え、タマリンドの酸味、ココナッツの甘味などが五臓六腑に染み渡る奥深いカレーを作り出すのです。

こんな食材がインドカレーに!?

当サイトでは、カレーで良く使われる鶏肉や豚肉を使ったレシピはもちろん、魚などの魚介類を活用したレシピや現代人に不足している野菜をたっぷり、しかも効果的に食べられるヘルシーレシピを中心に、誰でも簡単に美味しく作れるよう調理のコツも詳しく解説しています。

当店のレシピとスパイスを活用し、ご自宅で健康的で体に優しい本格インドカレーをお楽しみ下さい。

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