スパイスから作る鮭とココナッツミルクのインドカレーのレシピ
鮭には、鮮やかなサーモンピンクの由来となる強い抗酸化力を持ったアスタキサンチンという色素が含まれており、ガン予防効果が期待できます。他にも豊富に含まれるDHAやEPAには、高血圧や動脈硬化を防ぐ効果があるので、栄養満点です。
そんな鮭にぴったりなのが、ココナッツミルクです。当店のレシピでは、お好みで濃さが決められるようにココナッツミルクパウダーを使いますが、まろやかな甘みが鮭の美味しさを引き立ててくれます。また、フェンネルシードは、しっかりとした鮭の味に負けない爽やかな香りと甘みが特徴で、このカレーにおける重要なスパイスです。
なお、塩加減のバランスが崩れてしまうので、塩鮭は使わないでください。旬の秋に生鮭で調理するのが、間違いなく一番美味しいです!季節の食材を楽しみましょう。
材料(4人分)
鮭 | 4切れ | |
玉ねぎ | 中1個 | |
しょうが | 人差し指の第一関節くらい | |
油 | 大さじ3 | |
トマト缶(カットトマト) | 1カップ(トマト中2個 粗みじん切りでもOK) | |
塩 | 小さじ約1強 | |
水 | 1.5カップ(煮込み用) | |
お湯 | 1カップ(ココナッツミルクパウダー用) | |
ココナッツミルクパウダー | 50g |
〈ホールスパイス〉
カルダモン | 3粒 |
クローブ | 3粒 |
フェンネルシード | 小さじ1 |
マスタードシード | 小さじ1/2 |
〈パウダースパイス〉
カイエンペッパーパウダー | 小さじ1/2~1 |
(辛さを出すスパイスのため、お子様やお年寄りなど辛いのが苦手な方は入れなくてもOK) | |
ガネーシャ特製ガラムマサラ | 小さじ1/2~1 |
(スパイシーさを出すスパイスのため、お好みに応じて量は調整して下さい) | |
コリアンダーパウダー | 小さじ2 |
クミンパウダー | 小さじ2 |
ターメリックパウダー | 小さじ1/2 |
作り方
〈仕込み〉
- 鮭の切り身に塩(分量外)をまぶします。10分~15分程たつと表面に水分がでてくるので、水でサッと洗い、キッチンペーパーで水気をしっかりふき取ります。
このひと手間により、魚の表面にある臭みの原因を取り除くことができます。
その後、切り身を6等分くらいのサイズにカットします。小さくカットすると煮崩れてしまうので、少し大きめが良いでしょう。 - 玉ねぎを千切りにします。
- しょうがをみじん切りにします。包丁の腹でつぶしてから細かく切るとやりやすいです。
- ココナッツミルクパウダーをお湯1カップで溶きます。だまになるのを防ぐために、ミキサーなどを使いましょう。
- ガネーシャ特製ガラムマサラ以外のスパイスをミックスしておきます。ガネーシャ特製ガラムマサラは、最後に加えてスパイシーな香りを演出するものなので、仕込みの段階ではミックスしません。
ホールスパイスも同様にミックスしておきます。
〈調理〉
1
ベースとなるソースを作ります。まずはホールスパイスのテンパリング(動画はこちら>>)です。
鍋で油を熱し、ホールスパイスを入れます。火力は中火ですが、焦げそうになったら弱めてください。スパイスの成分を油に移すために、ヘラで優しく混ぜたり鍋を少しゆすったりしましょう。
しばらくしてスパイスの香りがしてきたらテンパリング完了です。
2
玉ねぎの千切りとしょうがのみじん切りを炒めます。最初は強火で焦げそうになったら中火に落としてください。最初と比べて量が1/3くらいになり、水分が無くなったらOKです。
3
続いて強めの中火に火力を上げたら、トマト缶(カットトマト)を(もしくはトマトの粗みじん切り)加えます。焦がさないように混ぜながら&トマトをつぶしながら2分程炒め煮して水気を飛ばします。
その後、中火と弱火の中間くらいの火加減にしたら、あらかじめミックスしておいたパウダースパイスと塩を加えて、粉っぽさが無くなるまで炒め煮します。
しばらくして全体にとろみがついたらベースソースの完成です。
(※ ガネーシャ特製ガラムマサラは調理の最後に入れるのでここでは入れないで下さい。)
4
水を加えて沸騰したら、中火と弱火の中間くらいの火加減で5分程鮭を煮込みます。その後、仕込んでおいたココナッツミルクを加えて軽く混ぜて馴染ませたら、ふたをあけて弱火で5分程煮込みます。少し沸騰する程度の火加減をキープしながら、焦げ付かないように時々優しく混ぜて下さい。また、しばらくすると泡のようなあくが出てくるので丁寧に取り除きましょう。
最後に、ガネーシャ特製ガラムマサラを加えたら、軽く混ぜて馴染ませます。弱火のままでふたをあけて5分程煮込んだら、味見をして完成です。